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 八幡神社の御神幸祭(お成り)その②【七色の魚】
年中行事

いよいよ10月31日から始まる秋の例大祭が近づいてきました。

10月は兼務神社の秋祭りもあり、なかなかハードな月です。ちょっとは痩せるかな(笑)。

さて、11月2日のお成り(御神幸祭)では、2箇所のお旅所神事が執り行われます。そのうちの1箇所は、例年、大洲駅近くの総社大明神社様の境内をお借りして行っています。

かつては、肱川沿い(グランフジ近く)に御旅所があったのですが、昭和の中頃、その場所に土手が造られることになり、なくなってしまいました。御旅所をどうするか困っていたところ、総社大明神社の宮司様のご好意によりお借りすることができたのです。本当にありがたいことです。

また、このお旅所神事では、鳳輦(御神輿)にお遷りになった大神様たちにお供え物をするのですが、そこで供える魚は江戸の昔から「七色の魚」と決まっています。なぜ七色なのかは不明で、魚の種類が決まっているわけでもありません。とにかくそれぞれ色の異なる魚を七匹(×3)ということなのです。しかし、色の異なる魚を七匹集めるのは至難の業。なるべく色が異なる魚を魚屋さんに用意をしてもらっています。魚をお願いするのは三の丸枡形の木戸岡鮮魚店さん。当社とはもう100年以上のお付き合いになります。

 

お成りが続けていけるのもこうした各方面の方々のお力添えがあってのこと。感謝を忘れず、今年も準備に励みます。


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朔日(ついたち)参り

毎月朔日は、朔日参りの日です。
本日も暑い中、多くの方にご参拝頂き、9時半より月次祭を斎行致しました。
月次祭では、この国の平安と皆様方の家内安全を祈願させて頂きました。

月次祭で神様にお供えする神饌(しんせん)は、当社では昔から「膳立て」で行うのが慣わしです。
通常のお供えでは、1つの三方に1種類のお供えをのせ、たくさんの台数をお供えして1回のお食事とするのですが、膳立てでは、1台の三方にお膳のように何品かをお皿の上に並べてお供えいたします。通常のお供えを1つの三方の中に凝縮したような形になります。当社では、米、酒、魚、海菜、野菜の5品を5台の三方にのせ、お供えしています。

正月にはさらに「若水」という、その年に最初に汲んだ水が加わります。

魚はアマギ等をお供えしますが、夏場は傷みにくい魚にしています


本殿、末社合わせて5台お供えします


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夏越祭のご案内

夏越祭は、「水無月の大祓」とも称し、知らず知らずのうちに身についた半年間の罪穢を祓う神事として6月晦日に行われてきました。近年は、暑い夏を迎え、無病息災を祈る夏祭りとしても行われ、当社では毎年7月最終日曜日に斎行しております。昔からこの神事が行われるのは夕日の降(くだち)と定められ、当社では毎年夕方17時半から開始しています。

夏越祭では、境内に設けられた茅の輪を「水無月の夏越しの祓いするひとは、千歳の命延ぶといふなり」と唱えながら、左回り、右回り、左回りと3回くぐった後、拝殿へと進みます。拝殿では、持参していただいた人形・車形を納めていただきます(納められた方には、景品のあたる「輪なげ券」を差し上げております)。

 

また、昭和歌謡が流れる境内では、「わたがし」「かき氷」「金魚すくい」「スーパーボールすくい」「シャボン玉」など、様々な出店が出ています。これらすべてを無料でお楽しみいただけます。当社の夏越祭は「昔ながらの昭和のお祭り」がテーマです。ご家族でゆっくりお楽しみください。

※輪なげ券のみの購入も可能です。

 


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