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 鬼瓦よ再び
June2014

鬼瓦よ再び

今年も早くも折り返し地点。半年に一度の大掃除月間を迎えました。

今日は、境内のとある場所の草引きと落ち葉掃除。保管してある瓦類を移動し、その周囲に詰まった落ち葉を掃き出します。

蛇の目の紋が入ったこの鬼瓦。約300年前のものですが、約25年前、屋根を銅板に葺き替えた際に下ろしました。長い間風雨にさらされ、欠けたりひび割れたりしているものも多く、針金でつなぎとめられていました。

状態の良い鬼瓦は特別な場所に保存し、割れたり欠けてしまっているものは、とある場所の軒下に集めて保管しています。すべて捨てずに保管してあるので、きっと完全に近い形になるはず。というわけで、パズルのように合わせてみると・・・

こんな感じでしょうか。下の葉っぱ等をモチーフにしたひらひらは「鰭(ひれ)」といいます。

裏側を見ると(右の写真)、軽量化と強度向上のためでしょうか。こんな構造になっています。それでも重い(笑)。

ちなみに、現在の鬼瓦はこちら↓。以前の形状そのままに銅板で忠実に再現しています。


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